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夏休み最後の1週間⑦-1

翌朝の8時くらいに川上さんの透き通った爽やかな声が聞こえた。

「おっはっよ~」

と元気ハツラツな川上さん。



「ねえ、ねぇ、加藤くん、昨日の回復剤すごいね、朝からこんなに自分の体が軽くて元気なのって

初めてだよ、魔法みたいだよ」

とハイテンションな川上さん。



「よかったね、川上さん、顔色もスゴくいいよ、今日もガンバれる?」

と加藤。



「もぉ、エッチね〜加藤くんたら~」

と嬉しそうな川上さん。



「今日はどんな予定になるの?」

と川上さん。



(川上さん、昨日あんなに責められたのに今日も責められたいんだ、さすが”ドM”の被虐性愛者だ)

と思っている僕、口には出さないけど。



「うん、今日はね、川上さんのエロカワの服を買いに行こうかと思ってる」

と加藤。



「えっ、わたしの服?そんな、悪いわよ~昨日ランジェリーたくさん買ってもらったし~」

と川上さん。



「あのね、川上さん、昨日ランジェリーを選んでる川上さんを見ていてね、オレたちの好みと川上さんの好みに大きな隔たりと言うか差があるというか、そういうのがあるということがわかったんだよ」

と加藤。



「だからねその差を埋めるために今日は川上さんの服をたくさん買う予定にしたんだよ」

と加藤。



「もちろん、俺達の意見というか趣味というか、は理解してほしい、意味分かるよね」

と加藤。



「フフッ、キミたちの好みの服だったら買ってもらえるってことでいいんだよね?♡」

と予算なしで服を買える嬉しさに満面の笑顔の川上さん。



「加藤くん、キミたちのいう趣味というかツボに嵌まるいうか、いっぱいあるよね?キミたちに見せて気に入ってくれたらたくさん買ってもらえるの?♡」

と川上さん。



「うん、制限はしないつもり、エロかわいくて、俺たちの加虐心をそそる服、ということになるかな、オレの言ってる意味なんとなく分かってもらえるかな?」

と加藤。



「うん、なんとなく分かる、試着してキミたちに見てもらってOK貰えばいいんだよね?♡」

と川上さん。



「そういうこと、川上さんのいろんなとこいっぱい見せてね」

と加藤。



「エッチね加藤くん、その言い方、試着室に入ってわたしにエッチなイタズラしたいってこと?♡」

と嬉しそうな川上さん。



「うん、そういう事にもなるかな、女の子の服選びにつきあって試着室でエッチなイタズラするって

男の憧れかもしれない」

と加藤。



「うん、いいよ、その憧れを叶えさせてあげる、わたしもそういうの好きかも♡」

と川上さん。



加藤の家にみんなが揃ったところで少し離れたショッピングモールに出かけた。



店内に入ると川上さんはクルリと反転し僕たちを見て

「今日はわたしが主役でいいよね?♡」

と嬉しそうな川上さん。



「何いってんの、いつも川上さんが主役に決まってるじゃない」

と加藤。



「フフッ、楽しもうね、みんな♡」

と笑顔いっぱいの川上さん。



川上さんが先頭でモールの中を歩きながらキョロキョロと目当てのお店を探している。



「アッ、このお店♡、ココ入るよ~」

と川上さんが僕たちに手招きする。



川上さんが入ったお店はカワイ娘ぶりっ子?みたいな服がたくさんあるようだ。

川上さんは店内を回りながら、自分の好みと僕たちの趣味が合いそうな服を物色している。

スゴく楽しそうだ。



「アッ、コレとコレ、どう?♡、試着してみようかな?」

とウキウキの川上さん。



ところで今日の川上さんの服は白のミニキャミワンピに素足に厚底サンダルという格好なんだが、でもその下は僕たちのリクエストで細い白の亀甲拘束具を着けている、さすがににブラとパンツは着けて着ているけど。



でもキャミワンピの背中はけっこう大胆に空いていて3本のヒモでつながっているだけで

白の拘束具がまる見えになってしまっているんだが、見せ下着のようにしか見えない。



川上さんが店員さんの案内で試着室に入っていった。

店員さんはスラッとした長身でキレカワ美人のおねいさんで好印象だ。



僕たちは試着室の前でキレカワ美人の店員さんに友達なのか、恋人なのかとか、

どういう関係なのかとかいろいろ聞かれたが、それには加藤が適当に答えていた。



男5人に女1人というところが怪しいんだろうな、そりゃそうだ。



試着室のカーテンが空き

「どうぉ、コレ、わたしはいいと思うけどキミたち的には?」

と川上さんが加藤と僕たちを見る。



「オッ、川上さん、ナイス、いいよそれ」

と加藤。



「ほんと?やった~、わたしの選び方こんな感じでいい?」

と嬉しそうな川上さん。



「うん、いいよ、そんな感じでどんどんいこう、川上さん」

と加藤。



「ウフフフフ・・・・楽し〜・・・・」

と川上さんは満面の笑みで加藤と僕たちを見る。



川上さんが選んだ服はけっこうスケ感がある黒のキャミワンピで白い亀甲拘束具を着けていることが

ひと目で分かってエロいし川上さんはスタイルがイイから何を着ても様になる。



赤の拘束具を着けていたら相当エロくて扇情的に見えると思う。

加藤も僕たちもそういった想像力のエロ感は共通しているように思える。



「コレは?どうかな加藤くん」

と、あっという間にちがう服を試着した川上さん。



「それもいいよ、川上さん、最高!」

と加藤。



川上さんの試着のあいだ中、キレカワ美人の店員さんは終始無言で川上さんと加藤のやりとりを見ていた。



「アッ、その服のヒモはクロスにしたほうがカワイク見えるんですよ、お直ししましょうか?」

とキレカワ店員さん。



「あっ、じゃあ、お願いします」

と川上さん。



「失礼致します」

といってキレカワ店員さんは試着室に入っていった。



少しして、川上さんが試着室のカーテンから顔だけを出し、困った顔で加藤に手招きし、加藤は試着室に入っていった。



僕たちはいいな~と思いつつ加藤を見ていた、あとから聞いた話では川上さんは試着室の中で、白の拘束具だけにされキレカワ店員さんにいろいろ質問され、困って加藤を呼んだということだ。



キレカワ店員さんは川上さんの拘束具を見抜き、強制的に拘束具を着させられているのか、川上さんの

趣味嗜好なのかを聞かれたから困って加藤を呼んだということらしい。



「彼女の楽しそうな様子から拘束具はあなた達に強制的にさせられてるようには見えないし、彼女の趣味で身に着けているようね」

とキレカワ店員さん。



さらにキレカワ店員さんの推測は鋭くなる。



「そしてバレそうなときとか危ないときにキミたちが彼女を守る、それまではキミたちは彼女のエッチな格好を楽しむ、そういう感じに見えるけど、どうかな?」

とキレカワ店員さん



加藤が頭をかきながら

「おねえーさんスゴイね、ほぼそのとうりだよ、でもどうして彼女を拘束具だけにしてそれを言うのかがわからない」

と加藤。



「もう一つ聞くけど、彼女が選んでる服はエロカワイイものばかりだけどそれもあなたたちの趣味嗜好ということでいいのかしら?」

とキレカワ店員さん。



「それも当たり、彼女は自分の嗜好と俺たちを楽しませるために服を選んでる」

と加藤。



「そう、じゃあ、このお店に出しにくいエッチな服があるけど見てみない?」

とキレカワ店員さん。



「川上さん、どうする?店に出せないエロい服があるそうだよ、見てみる?」

と加藤。



「うん、見てみようかな?でもなんか服を着さしてほしいな、恥ずかしいよ」

と川上さん。



「あらごめんなさい、あなたがあんまりかわいいから脱がせたくなっちゃったのよ」

とキレカワ店員さん。



「おねえーさん、もしかしてレズなの?」

と加藤。



「う~ん、なんて言えばいいのかしら、女にSで男には少しMかな?」

とキレカワ店員さん。



「ところでけっこう長い時間ココにいるけど大丈夫なんですか?」

と加藤。



「大丈夫よ、わたしはこの店の店長だから、誰にも文句は言われないの」

とキレカワ店員さん。



「おねえーさん、若そうに見えるけどいくつなんですか?」

と加藤。



「加藤くん、女の人に年を聞くのは失礼だよ~」

とすでに服を着ている川上さん。



「彼女の言うとうりよ、女に年を聞くのは失礼よキミ、わたしはまだ23歳よ」

とキレカワ店員さん。



「へぇ〜、23歳で店長になれるんだ?」

と加藤。



「アパレルはそんなものよ、キャリアが長いと20歳で店長も普通にいるしね」

とキレカワ店員さん。



「ところでエロい服はいつみせてくれるの?」

と加藤。



「アッ、そうだったわね、バックヤードにはなくて各テナントの倉庫にあるのだけど空調がないから少し暑いけど来てくれる?ダンボールの少し奥にあるから男手も欲しいわね」

とキレカワ店員さん。
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